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香肌文庫 第71回 六白金星 2012年はどんな年?

古代人は天の働きを父とし、大地の働きを母と教えています。天が季節を下降させ、それに大地が呼応して物を産み育てます。父親が労働し、それを母親が食に変え子を育てる働きです。この父なる天の働きが今年の暦である六白金星です。
天である六白金星は最も高所で位が高く、下々を統率するため、父とし、首脳とし、社長とし、官庁などとします。この六白金星の気が取り巻いている2012年は首脳、政治、官庁、公務員など公儀に関するニュースが目立つ年となることでしょう。
また、形を作る母の働きに対し、その資質を与える父の働きは目に見えません。つまり議論ばかりで内実が伴わない空虚な年とも見ることができます。
我々個人の問題では、公のため社会のためになにか犠牲にせざるを得ない指令があるかも知れません。 
もちろん天には恩恵という意味もありますが、この御時世ではどうでしょうか。
六白金星の年に生まれた人は、誰彼見境なく全てに恩恵を与える天の働きのように公的で私的が少なく、施されるよりも施す気持ちを強く持っています。 また位が高いためリーダーの素質も持っています。ただ、これが短所として働くと、威張ったり、指令されることを嫌って力がないのに上に立とうとしたり、実のない理論ばかり振りかざしたりしてしまいます。

六白金星を人体に例えると、現代医学では体の各器官に指令を出す大脳ということになるでしょう。
しかし、大脳も姿形のある「器」です。天の働きは「機」であり、目に見えないはずです。この見えない働きこそが鍼灸治療が対照とする経絡です。私たちは経絡と言う天の気の巡りによって生かされているのです。
第43回「経絡って何?」参照 

第71回香肌文庫 2012.1.1

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