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香肌文庫 第47回 八白土星 2010年はどんな年? 

12月になりました。今年も昨年に引き続き来年の世相を予想してみたいと思います。
平成22年は八白土星となっています。八白土星とは季節でいうと寒い冬から春へと変化する時期で、暦での節分に相当します。このことから八白土星の作用は「変化」「節目」となっています。もちろん季節の節目は冬から春だけではありませんが、特にこの節目は冬の静から春の動への変化、陰から陽への変化ということで他の季節の節目よりも変化作用が強く出ます。植物でいうと地中の種子が根を張り発芽準備に入った段階、動物では受精卵がその生物の姿へと変化する段階です。つまりこの「無から形」の変化が八白土星であると理解すればよいと思います。
これらのことから考えると、変化・節目である八白土星の年は世代交代、旧事一新といったような変化やこれまで準備検討されてきた事が具体化される年と予想できます。良くも悪くも一つの時代の節目を感じさせられる年になるでしょう。本年度の政権交代なども節目を向かえるための自然な現象とも取れます。 
かなり抽象的にしか書きませんが、皆さんもこの「節目」「無から形」というキーワードでいろんな事を想像してみて下さい。
そして節目ということから、八白土星の年に生まれた人は後継者という立場に非常に適しています。例えば家業を継がせるのにも八白土星の子に委ねると衰退させることなく上手に引き継いでくれると言われています。また無より形ですから論(無)より証拠(形)、つまり実務的といえます。性格は精神面(無)より物質的(形)な面が強く、例えばプレゼントを貰うにしても心のこもった手作りの物より高価なブランド物を喜びます。また金銭面もしっかりしている所があります。

最後に八白土星は人体ではどこに相当すると思いますか? 静から動を生む所、節目…まさに関節と言えます。そして八白は土星なので脾臓、胃と関連しています。(第一回東洋医学の方程式参照) 
股関節や膝の痛みに胃経のツボを使ったり、リウマチを脾の病変と考えるのと合致します。世の中も人体も同じ摂理で成り立っているのです。
「上医は国を治し 中医は人を治し 下医は病を治す /千金要方」東洋医学っておもしろいと思いませんか。

第47回香肌文庫 2009.12.1

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