香肌文庫 第193回 陽の種 陰の種
何か新しいことにチャレンジしようとします。リスクを伴うため周囲は反対します。しかし唯一人「お前なら出来る」と言ってくれる人がいて勇気がもらえれば、チャレンジは成功へと向かいやすくなります。反対に安全でリスクも少ないチャレンジで周囲の意見も肯定的な中、唯一人「そんなに上手く行くかなあ~」と否定的な人があり、その意見を気にしてしまったとします。するとなぜかこの否定的な意見の方向へ進みやすくなります。そして本当に失敗すれば否定的な意見を言った人は賢明だったなどと称えられますが、実は失敗の種を巻いた張本人なのです。これは陽の土壌では陰の種が育ちやすく、陰の土壌では陽の種が育ちやすいという陰陽論の法則によります。安全な時は失敗が育ちやすく、危険な時ほど成功が育ちやすいと言えます。鍼灸治療も極微細な刺激で生体にほんの少し陽気の種を撒くだけで、あとは放っておけばどんどん良くなっていきます。調子が悪い時ほど効果を感じます。反対に元気な人はすでに陽気が充実しているため、陽気の種を撒いてもそれほど育たず、効いた感が弱いのです。
健康な時ほど病気になりやすく、病気の時ほど健康になりやすいと言えます。
商売をするのも競合相手が多く集まっている場所というのはかえって好都合で、そこで周囲がやっていることに真逆の商戦で参戦すれば流行ります。いわゆる差別化戦略という手段です。ユニクロやモスバーガーの成功がこのパターンです。
さて、三月はまだまだ寒いですがこれから徐々に温かくなっていきます。それはなぜか?寒さの中に温かさが侵入するからですね。今回のブログ、実は先月と同じ内容となっています。よかったら合わせて読んでみて下さい。
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第193回香肌文庫 2022.3.1