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香肌文庫 第145回 春分点

月に願い事をする良いタイミングが二回あります。
一つは新月の日です。新月は月が全て欠けた状態ですが、これから成長していく出発点であり、この日に願い事の種を蒔くと、結実に向かいやすいのです。新月は一年に当てると冬至と同じであり、冬至は太陽が成長していく出発点になります。このことから新月同様に、冬至の日に願い事をすると叶うとされています。
もう一つのタイミングは上弦の日です。上弦とは新月と満月の中間で右半分の月です。
上弦の日がなぜ良いのかというと、ゼロ磁場と同じパワーが満ちるからなのです。ゼロ磁場とは断層上に生じるパワーのことで、二つの地盤が互いに同じ力で押し合って静止している状態のとき発生します。世界中にあるパワースポットや聖地も断層上に集中していることが確認されています。
鍼灸で使うツボも皮膚の色が変わる境目や関節などに集中しているのです。陰と陽が均衡する真中や境界というのは氣の満ちたパワースポットなのです。
そして上弦の日を一年に当てると昼と夜の割合が同じになる日、つまり今月21日の春分の日になるのです。陰と陽が同等の割合でバランスを取るこの春分点こそ、不思議なパワーを利用する絶好のチャンスなのです。
願い事とは潜在意識に種を蒔くことなのですが、潜在意識とは意識(陰)と無意識(陽)が同じ割合になった時、姿を見せます。良いアイデアが閃いたり、ムシの知らせを感じるのもこの状態の時です。

つまり陰陽同じ割合である春分の日は、陰陽同じ割合の潜在意識に通じやすいのです。
春分の日は日本では彼岸の仏事を行うといった程度ですが、スピリチュアルの世界では開運日として知られています。西洋占星術では春分点に牡羊座をおき、一年の始まりとしています。ペルシャ暦も春分を新年としています。キリスト教でも春分点は重視され、この日から最も近い満月後の日曜日にイエスの復活祭をします。日本でも広まってきたイースター祭りのことです。
元旦から何かを始めようとして既に挫折した人、それでは節分からにしようと思いまたまた挫折した人、三度目のチャンスです。春分の日を逃すとしばらくありません。

※香肌文庫おまけ編「太陽の道」

第145回香肌文庫 2018.3.1

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