香肌文庫 第35回 鍼と灸どちらが効くの?
鍼・灸と一緒に呼ばれていますが、「鍼と灸ってどっちが効くの?」「どうやって使い分けるの?」
今回はこの疑問にお答えしたいと思います。
まず病には「無形の病」と「形の病」というものがあります。例えば「胃が痛いので胃カメラ検診したが問題なかった。」おそらくストレスや不摂生が原因でしょうがこれは無形の病です。しかしあきらかに「潰瘍やポリープが見つかった。」という場合は形の病です。腰痛でもレントゲンで異常のないものは無形の病、ヘルニアやすべり症があれば形の病です。女性では生理痛なら無形の病、筋腫や内膜症は形の病といえます。
さて鍼と灸の使い分けですが、基本的には無形の病には鍼、形の病には灸を使います。病の進行としては無形の病から形の病へと進むわけですから、軽症には鍼で重症には灸、急性には鍼で慢性には灸とも言えます。
専門的な言い方をしますと、鍼は「気」を動かし灸は「血」を動かすと言います。症状によっては両方を併用する場合もあります。
第35回香肌文庫 2008.8.1
今回はこの疑問にお答えしたいと思います。
まず病には「無形の病」と「形の病」というものがあります。例えば「胃が痛いので胃カメラ検診したが問題なかった。」おそらくストレスや不摂生が原因でしょうがこれは無形の病です。しかしあきらかに「潰瘍やポリープが見つかった。」という場合は形の病です。腰痛でもレントゲンで異常のないものは無形の病、ヘルニアやすべり症があれば形の病です。女性では生理痛なら無形の病、筋腫や内膜症は形の病といえます。
さて鍼と灸の使い分けですが、基本的には無形の病には鍼、形の病には灸を使います。病の進行としては無形の病から形の病へと進むわけですから、軽症には鍼で重症には灸、急性には鍼で慢性には灸とも言えます。
専門的な言い方をしますと、鍼は「気」を動かし灸は「血」を動かすと言います。症状によっては両方を併用する場合もあります。
第35回香肌文庫 2008.8.1