第236回 運気を上げる方法⑥
気が付けばシリーズ化していた「運気を上げる方法」今回は金運アップについて考えてみます。
アメリカで行われた調査によると、高額所得者の人たちが体を動かす頻度は低所得者と比べて2倍、また、ジョギングを習慣にしている人はそうでない人に比べて年収が高いというデータがあるそうです。
筋肉を鍛えるとBDNFという脳神経の成長を促すホルモンが分泌されるため脳が活性化し、積極性が増して学習能力や記憶力も向上、仕事の能率が良くなり、収入アップにつながるということです。結論的に金運アップには「筋トレ、ジョギングをしましょう!」なのですが、もちろんこれで終わりません。このアメリカ人のデータ結果を東洋的思考で裏付けしていきます。
以前このブログで書いたのですが、私はある時、起業して社長になった人、稼ぐ力の強い人は鍼灸の診断でいう「肝虚証」体質の人が圧倒的に多いことに気付きました。肝虚証体質の特徴は筋骨質で五種ある体質の中では精力が最もあり、考えるよりも行動が先、声が大きい、怒りっぽい、分かりやすく言えば野性的です。筋トレやジョギングで得られる産物を元々多く持っている体質なのです。つまり、稼ぐ力は狩力で、精力(勢)が頭脳や技術よりも先行して必須であるということを思い知らされたのです。精力こそ端末機器であり頭脳や技術はアプリに過ぎないからです。
ここで「精力ある人はバリバリ働けるから稼げて当たり前じゃん!」ではアメリカ人の思考と変わりません。アメリカ人の思考と東洋的思考の違いを分かりやすく説明すると、「よく釣れるのは釣り人の技術力による」これがアメリカ思考です。今の日本人もアメリカ思考なので同じ思考法です。しかし、本来の東洋的思考は「よく釣る人は魚の方から寄って来る」なのです。つまり、お金の波動は欲望に向かって精力的な人に同調するのです。控えめでお行儀のよい波動には同調しません。
それではなぜ、お金の波動は精力的な人に同調するのか?それは幸運や勝利をもたらす神は女神だからです。財運の神である弁財天、お稲荷さんで知られる商売繁盛の神ウカノミタマは女神です。女神ゆえに押しが強く勢いある者になびいてしまうのです。優しいだけでは落とせません。ですから悪徳商人や押し売り、ギャングも勢いがあるため、最終的に天罰が下るとしても大金をゲットすることができるのです。
それではあらためて、金運アップには「筋トレ、ジョギングをしましょう!」
第236回香肌文庫 2025.10.1