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第213回 もうひとつ上の法則

秋の夜長にトンデモ話をしたいと思います。私が勝手に感じていることで、科学的根拠はありません。
ただ一つだけ覚えておいて欲しいことは、世間の言う「科学的でない」ということは決して迷信とかデタラメということではなく、単に「非西洋的」ということなのです。鍼灸も同じです。
私が気づいたことは、「過剰に財を持つことが原因で病気になることがある」ということです。
多くの財を持っても適度に出費し、社会や子孫に還元している人は大丈夫です。僅かな出費も惜しみ、
ガッツリと一人で抱え込んでいる人が要注意なのです。 ただ、私もそういった人たちを僅かに見聞しただけであり、単なる妄想なのか偶然なのかも分からなかったのですが、東洋医学の治療法則である五行論から考えてみたところ、十分にあり得る現象だったのです。

五行論の難しい説明は省略しますが、「財」と「自分自身」はどのような関係になっているのかというと、財というものは自分が「剋す」関係となっています。自分が支配しコントロールするものです。剋すことはそれなりに疲労を伴うものなので、自分の力よりも財の力は弱い方が負担は少なくバランスが取りやすいのです。しかし、剋す相手が大きくて力があり過ぎると疲労して自分自身が弱ってしまい、最悪の場合病気になってしまいます。そして病気になれば高額の手術費や入院費を払い、仕事を休めば収入も止まります。その後病気は好転していくのですが、この場合、良い医者に巡り合ったとか良い治療が受けられたというのは二の次で、お金を減らしたということが病気を好転させる第一条件と言えるのです。病気以外の災いで出費することもありますが、これも救われる現象の場合が少なくありません。
ついでにこの現象を西洋的に見れば、「金持ちは美味しい高カロリーの物を食べ過ぎたり、自分で動くことが少なくなるので病気になりやすく、貧乏人は暇なしでよく動き、食事も質素の傾向にあるため病気になりにくい」となるでしょう。大切なことは、西洋的見方だけがが正しいのではなく、どちらも正解ということです。東洋は非可視の法則を説明し、西洋は非可視の法則がもたらす可視的な法則から説明しているだけなのです。

東洋医学からみれば現代医学の治療法には矛盾点や危険に感じてしまうことが多々あります。病院に行くことでかえって病気を深部に移してしまった例も多数見てきています。それでもそういった現代医療を受けて元気に復活する人がいると、あれっ?と自信を無くしてしまうこともあるのですが、病気で苦しんでいる人の中には今回説明したように、現代医学(西洋)の法則を超えたもうひとつ上の法則(東洋)が働いている場合があるということです。

また、面白いことに、五行論では「財」と「妻」は同じ関係となっています。妻も自分が剋しやすいように強過ぎない方が良いのですが、妻の力が強すぎると亭主は弱ってしまいます。この強弱は見た目だけでは分かりにくい運気的なものです。私は時々姓名判断を依頼されるのですが、女性で非常に力強い格数を持つ人は、亭主が病気がちだったりします。運の良い人は離婚しています。ただ、別居したり甘えん坊の亭主や主夫になれる亭主はこの限りではありません。
「健康は財と女房を控えめに」最後までトンデモ話を読んでいただきありがとうございました。


第213回香肌文庫 2023.11.1

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