香肌文庫 第151回 ツボとユダヤの法則
お客さんから「先生はこんなに多くのツボを覚えられてすごいですねえ~」と言われることがあります。
しかし正直に申しますと、国家試験が終わったとたんに忘れてしまったツボも多くあります…。
臨床で比較的よく使うツボと、あまり使わないツボがあるためです。
ツボの数は一年と同じ365個と言われていますが、実際に昔から定められているツボの数を数えると410個になります。この内よく使うツボは「要穴」と呼ばれ手足にあるのですが、これが全部で90個あります。
計算すると、よく使うツボは全体の22%、つまり78:22という比率になるのです。
私はこれを計算して思わず鳥肌が立ちました。なぜならこの78:22の比率は俗に「ユダヤ商人の法則」とも言われ、宇宙のあらゆる要素は全てこの黄金比で成るとされているからです。
22%のお金持ちが世の中の78%のお金を動かしていること、売上の78%は22%の社員または商品により生み出されていること、お金を貸したい人と借りたい人の割合が78:22のとき銀行が最大限の利益を得られる事実などをユダヤの富豪たちは熟知し、この比率をあらゆる面に応用して成功を収めているというのです。
そしてこの比率は経済に限ったことではありません。人体は78%が水分でその他が22%、空気の成分は78%
が窒素で酸素、二酸化炭素などその他が22%、腸内細菌が最も理想的なのは善玉菌が78%、悪玉菌が22%のとき、他にも肺呼吸と皮膚呼吸の割合や地球における海と陸の割合など、あらゆるものがこの比率で成立しているのは驚きです。
そしてこの比率は絶対的なので、崩れそうになると修復作用が働くのです。
例えば、働きアリの集団は本当に良く働くアリは全体の22%で、残りは普通か怠けものだそうです。しかしこの中から22%のよく働くアリを除くと、今まで適当にやっていたアリたちの中から22%のよく働くアリが新たに出てくるそうです。良く働くアリばかり集めてきても、怠けものばかり集めても必ずこの比率の集団が出来るそうなのです。これは私たちのあらゆる社会の組織でも当てはまります。
この法則から分かることは、根っからの怠け者、根っからの真面目人間などいないということ、その場において無駄な人は一人もいないということです。場の環境や条件によって役が変わるだけなのです。
何事も100%を目指す完璧主義は必ず挫折します。78点満点でいきましょう。
第151回香肌文庫 2018.9.1
しかし正直に申しますと、国家試験が終わったとたんに忘れてしまったツボも多くあります…。
臨床で比較的よく使うツボと、あまり使わないツボがあるためです。
ツボの数は一年と同じ365個と言われていますが、実際に昔から定められているツボの数を数えると410個になります。この内よく使うツボは「要穴」と呼ばれ手足にあるのですが、これが全部で90個あります。
計算すると、よく使うツボは全体の22%、つまり78:22という比率になるのです。
私はこれを計算して思わず鳥肌が立ちました。なぜならこの78:22の比率は俗に「ユダヤ商人の法則」とも言われ、宇宙のあらゆる要素は全てこの黄金比で成るとされているからです。
22%のお金持ちが世の中の78%のお金を動かしていること、売上の78%は22%の社員または商品により生み出されていること、お金を貸したい人と借りたい人の割合が78:22のとき銀行が最大限の利益を得られる事実などをユダヤの富豪たちは熟知し、この比率をあらゆる面に応用して成功を収めているというのです。
そしてこの比率は経済に限ったことではありません。人体は78%が水分でその他が22%、空気の成分は78%
が窒素で酸素、二酸化炭素などその他が22%、腸内細菌が最も理想的なのは善玉菌が78%、悪玉菌が22%のとき、他にも肺呼吸と皮膚呼吸の割合や地球における海と陸の割合など、あらゆるものがこの比率で成立しているのは驚きです。
そしてこの比率は絶対的なので、崩れそうになると修復作用が働くのです。
例えば、働きアリの集団は本当に良く働くアリは全体の22%で、残りは普通か怠けものだそうです。しかしこの中から22%のよく働くアリを除くと、今まで適当にやっていたアリたちの中から22%のよく働くアリが新たに出てくるそうです。良く働くアリばかり集めてきても、怠けものばかり集めても必ずこの比率の集団が出来るそうなのです。これは私たちのあらゆる社会の組織でも当てはまります。
この法則から分かることは、根っからの怠け者、根っからの真面目人間などいないということ、その場において無駄な人は一人もいないということです。場の環境や条件によって役が変わるだけなのです。
何事も100%を目指す完璧主義は必ず挫折します。78点満点でいきましょう。
第151回香肌文庫 2018.9.1