捻挫、骨折、切り傷、火傷…　程度の差はあれ、誰しも一度や二度は経験があるかと思います。私も幼い頃から思い出しますと、足を５針縫う傷、手首の骨折、指を縫う傷など何回かドジをやらかしています。それも不思議なことに全て右側なのです。当院にいらっしゃる患者さんたちも肩こり、膝の痛み、手足の痛みなどが左右どちらに片寄っているかはっきりとしている方が多いのです。これは必ずしも右利き左利き、よく動かす側などとは関係がなさそうなのです。不思議と思いませんか？私も不思議に思ったので様々な角度から調べてみました。その結果、人間には右型人間と左型人間があるようなのです。あなたは左右どちらの型だと思いますか？私が実際におこなったアンケートをご覧ください。

１、左右どちら側にケガをすることが多いか。
２、左右どちら側を下にして寝ることが多いか。
３、堅い物を噛むとき、左右どちら側の奥歯を使うか。
４、左右どちらの視力が弱いか、また極端に強いか。
５、左右どちら側の髪がセットし易いか、ブローは左右どちらから行うか。
６、脚を組む際、左右どちらの脚を上にするか。
７、自分のパートナーが左右どちら側に居るほうが落ち着くか。
８、写真を撮ってもらう際、左右どちらの角度から撮ってもらいたいか。
９、ショルダーバッグは左右どちらの肩にかけることが多いか。
10、バスや電車の車窓は左右どちら側にある方がよいか。

いかがでしょうか？多少の左右混合はあるかもしれませんが、おおかた左右のどちらかに片寄っているかと思います。そしておもしろしことに、親しい友人や夫婦などは、お互いが逆型になっている場合が多いのです。
これから誰かとお付き合いを考えている方は自分と逆型の人を探しましょう。占い等の相性よりも重要かもしれませんよ。

第12回香肌文庫　2006年