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香肌文庫 第112回 啐啄同時

鍼灸の仕事をしていて嬉しいと思うことは、「楽になりました、ありがとうございます。」と言われることに尽きます。しかし、良い治療をしたことだけが楽になった原因ではありません。治る時期が来たからその人にとって良い治療院、または良い治療法が見つかったのです。時期が来るまでは相性の悪い病院や合わない治療法をグルグル巡ってしまいがちです。
私達はいつの間にか原因→結果という西洋的思考法で物事を見るようになってしまいましたが、東洋的思考法で見れば 結果→原因、つまり結果が近づいたために色々な事が原因となってくると見れるのです。これは東洋と西洋が単に反対というのではなく、ミクロで見るかマクロで見るかということです。
いい人が見つかったから結婚したとか、上司と喧嘩したから会社を辞めたというのは西洋のミクロ思考ですが、東洋的マクロ思考で見れば、婚期が来たからいい人が現れたのであり、辞める時期が来たから喧嘩になったのです。ですから、もし嫌な事があった場合、原因→結果で物事を考えると「何でこうなったのだろう?あんなことしたのだろう…」と悔やんでしまうものですが、結果→原因で考えれば何事もさっぱりと割り切れます。

今回のタイトルにもなっていますが、「啐啄同時/そつだどうじ」という言葉があります。これは卵からひな鳥が出る時に中から口ばしで殻を突く(啐)のですが、その瞬間同時に親鳥も外から殻を突く(啄)のです。
この啐啄が同時でないと、ひな鳥は殻から出られずに死んでしまうそうです。「そろそろ外へ出してやろう」と親鳥が思う頃、ひな鳥が殻を突くのです。
さて、私の方も再開の時期が到来した為か、準備が整いつつあります。

第112回香肌文庫 2015.6.1

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