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香肌文庫 第6回 季節と体の不思議な関係

二週間に一度治療していれば健康でいられますよ。」 比較的元気な方にはこう言っています。別に商売しているわけではありません。それではなぜ二週間なのでしょうか?
実は二週に一度の割合で体調の悪化しやすい時が巡って来るのです。その正体は「二十四節季」といわれるものです。私たちは普通季節というと春夏秋冬の四つ以外に考えませんが、自然界の大気の変化をさらに細かく分けたものが二十四節季です。つまり、実際の季節は二十四あると考えて下さい。
季節の変わり目に体調を崩しやすいことは皆さんも認識していると思います。この季節の変わり目、体調悪化のピンチが一年に二十四回やって来るのです。日付は以下の通りです。

(平成18年の二十四節季 ※年により1、2日のずれがあります。)
小寒(1/5) 大寒(1/20) 立春(2/4) 雨水(2/19) 啓蟄(3/6) 春分(3/21) 清明(4/5) 穀雨(4/20) 立夏(5/6) 小満(5/21)  芒種(6/6) 夏至(6/21) 小暑(7/7) 大暑(7/23) 立秋(8/8) 処暑(8/23) 白露(9/8) 秋分(9/23) 寒露(10/8) 霜降(10/23)立冬(11/7) 小雪(11/22) 大雪(12/7) 冬至(12/22)


このようにおおよそ二週に一度季節は変わっているのです。「暦なんて迷信だ!」と言われる方もいますが、実際に観察していると驚嘆するほど正確に作られています。例えば、春分の日を境に急に寒さが緩んだり、立夏になったとたん夏らしくなったりする経験があるかと思います。そして、体調もこの二十四節季のいずれかを節目に悪化したり、快方に向かったりします。各節季は悪化の節目でもあると同時に、快方に向かう節目でもあるのです。冬に流行る風邪も観察していると、いずれかの節季に流行りだし、後の節季のいずれかを節目に下火となっていきます。このように体調の変化しやすい二十四節季を上手く体が乗り切れるように、二週に一度の治療をお勧めしているのです。もちろん疲労の強い時や症状のつらい方はもう少し回数を増やします


第6回香肌文庫 2005年著


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