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香肌文庫 第170回 気血

前回はマクロとミクロという話をしましたが、「マクロとミクロ」は「無形と有形」「働きと形」と言い換えることもできます。東洋医学ではこれを「気血」という用語で呼びます。気とは目に見えない働き、血とは血液だけに限らず目に見えるもの、つまり肉体の全てを指します。病も気病と血病があり、気病は自覚症状はあっても検査結果では何も異常が見つかりません。目に見えない働きの問題だからです。自律神経失調症などは気病に入ります。そして気病が進むと血病になり、炎症や腫瘍など組織に変化が起こります。目に見える病です。現代医学はこの血病だけしか対象としていない医学です。東洋医学が予防医学とされるのは気病も認めて治療することで血病に進むことを防ぐからなのです。

なぜ気の働きは見えないのかといえば、自然の働きそのものなので大き過ぎて見えないのです。大き過ぎると認識できないのです。例えば、優しさには私的優しさと公的優しさがあります。私的優しさは家族や友人を優先するもので優しさが目に見えて伝わってきます。小さな優しさです。
一方、公的優しさとは社会を優先とする大きな優しさのため大き過ぎてよく見えません。
また、神仏の働きというものも大き過ぎるため目には見えませんが、ギュッとミクロに縮小して形にしてみたのが如来や菩薩の姿と言えます。私たちの肉体も同じで、自然界に存在する何かしらの気(魂)が結晶化したものなのです。ですから死んでしまえばまた無形の気となります。

さて、新しいスタートの月を迎えました。「夢は大きく持て!」この言葉にはちょっと注意が必要です。
漠然と大きいだけだと形に成り難いからです。出世するぞ!有名になるぞ!金持ちになるぞ!これではなかなか結晶化しません。抽象的だからです。抽象的とはマクロ的なのです。有形にするにはミクロ的、つまり具体的にならないといけません。それでは大臣になるぞ!社長になるぞ!事業を起こすぞ!だいぶ具体的になってきましたがまだまだです。気の働き(夢)を血(現実)にするには、毎晩料亭に行く姿、高級車が迎えに来る姿、豪邸で美人の妻が待っている姿など、既に達成した後の姿まで夢を凝縮することです。それがコツです。
今はコロナ騒動でそんな気持ちになれるはずありませんが、平和な生活に戻ったら読み返してください。

2020.4.1

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