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香肌文庫 第152回 聴こえない音

音楽好きの友人に言わせるとCDはダメで、やっぱりレコード盤で聴く音が最高なのだそうです。
これは私の友人に限らず、オーディオマニアの間ではよく言われていることです。
同じ音楽を聴くにしても、レコードは生演奏の情報がリアルに録音されているのに対し、CDはコンパクト化にするにあたって、人の聴覚では聞こえない20000Hz以上の音をカットしてしまいます。これがレコードの方が臨場感がある、暖か味がある、奥行きがあるなどと感じられる理由かもしれません。
しかし、聴覚では聞こえない20000Hz以上の音を人間はどのように感じているのでしょうか?
今のところ真相は分かっていないのですが、皮膚で感じとっているのではないかという説があり、私もそうではないかと思っています。以前「皮膚ってすごい」でも書きましたが、皮膚は熱さや寒さ、痛みなどを感じるだけでなく、光を認識したり、またそれ以上の情報を感じ取っていることが解っているからです。

芸術家であり科学者でもある大橋力氏の研究によると、20000Hz以上の高周波は脳幹に大きな影響を与え脳内の神経伝達物質の活性化を引き起こすことが分かり、この現象をハイパーソニック・エフェクトと名付けました。そしてこの高周波は聴覚系を介さず、体表面に存在するなんらかの未知の受容メカニズムによって感じ取るのではないかとしています。つまり聴こえる音は耳から、聴こえない音は皮膚からと結論づけています。

私たちは海や山など自然の中に身を置くと心地良いと感じます。最近ではマイナスイオンといった分野から
これらを説明していますが、波や川のせせらぎ、虫、森林など自然の息吹は、レコードと同じ耳では聞こえない高周波の音も発しており、これが我々を心地よくしてくれるのではないかとも言われています。
また、何十兆個とある私たちの体の細胞は一つ一つが振動をしています。ですから当然私たちの体も耳では聞こえない音を発しています。会うと心地良さを感じる人やオーラがある人というのは、きっと自然が発するのと同じような良い高周波の音を発しているのでしょう。病気の人や意地悪の人はこれらの音が少なくなっているか、乱れた音になっていると想像できます。

鍼や灸をした直後に患者さんの皮膚が光り、声のトーンが変わり、眼が耀くことがよくあります。
これを「気の巡りが良くなる」と言いますが、それは体から発せられる音が良い高周波の音域になったということなのでしょう。
鍼灸治療の目的は体と季節のズレを正すことですが、それは各季節が発信する周波数に体のチャンネルを合わせてあげるということかもしれません。。それでは爽やかな秋の周波数に同調しましょう。

     
2018.10.1

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