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養生のお灸 


 ハサミの真ん中には左右の刃をつなぐ軸があります。この軸が緩むとガタガタとし

 て使えません。中心の軸というものは最も大切な部分です。私たちの体ではこの

 中心軸はどこになるのでしょうか? それはお臍の下、下腹部です。下腹部の筋力

 が弱ると腰や背骨の曲がりなど姿勢が崩れます。また姿勢だけでなく、生命力

 の強さもここで分かるのです。子供とお年寄りの下腹部を比べれば一目瞭然です。

 赤ちゃんの下腹は焼きたてのお餅のように丸く、弾力があります。

 しかしお年寄りになると、焼いて時間を経たお餅のように萎んでいます。

 
さて、この下腹部には関元(かんげん)というツボがあります。ツボの中でも

 この関元は重要です。ヨガや気功でもこの場所を丹田(たんでん)と呼んで中心と

 します。特に武道をしている方は下腹部に力を込める重要さが分かると思います。

 関元のツボは様々な症状に使いますが、養生灸としてお年寄りや体力の弱った方に

 年齢の数だけお灸をすえる方法などが昔から伝えられています。