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香肌文庫 第45回 頭痛の三タイプ 

最近感じることは、頭痛の患者さんが非常に多いということです。男女比でいうと女性の方がやや多くなっています。パソコン中心の仕事や、ストレスや緊張を感じやすい社会のせいかもしれません。
いずれにせよこのような環境下で疲労が重なり、様々な要因が加わることで発症します。
苦痛を早く軽減したいために鎮痛薬を飲む人もいます。治らないので一箱全部続けて飲んだという方もみえました。ゆっくり休める環境でない場合薬もやむ得ないかもしれませんが、鎮痛薬は胃粘膜を荒らし、他の神経も鎮めてしまうせいで便秘になったり、ボーッとして集中力が欠けたりする場合があります。頻繁に服用することはお勧めできません。
さて、頭痛も鍼灸の適応です。鍼灸では頭痛のタイプを大きく3つに分けて考えます。

タイプ1 前頭部(額)が痛い。目の奥まで痛い。 吐き気を伴うことも。
タイプ2 側頭部が痛い。片側だけの場合も多い。頑張り屋さんに多い。
タイプ3 頭頂部から後頭部が痛く、首の後まで凝る。発汗すると少し楽。

タイプ1は低気圧や湿度、胃の冷えから来る場合が多くなっています。タイプ2は定期的に繰り返しやすく、女性の生理周期や子宮系統と関連している場合も少なくありません。タイプ3は風邪の初期や冷え、眼精疲労から来る場合が多くなっています。鎮痛薬もこのタイプ以外はあまり効果がないようです。
この3つのうちのどのタイプかによって治療に使うツボが異なります。混合型も多く見られます。

第45回香肌文庫 2009.7.1

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