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香肌文庫 第122回 運気の上げ方

今回は運気を上げる基本的なことに気がついたので紹介します。
結論から言いますと、それは「体を温める」ことなのです。運気が下がっている人は例外なく血液循環が悪くなり、体が冷えているからです。反対に幸せを"感じている人"は血液循環も良く、温かい手足をしています。
体を冷やす原因は色々あると思われますが、多くは心の悩みです。四六時中悩んでいると気血は頭や胸部に滞り手足が冷たくなります。冷えると内熱を生じるため、冷たい飲料や甘味を欲したり、人によっては氷をガリガリとかじりたくなります。外に出るのが嫌になって運動不足になる場合もあります。いずれの場合も血液循環を滞らせて体を冷やす結果となります。
易学では冷え、悩み、病気、貧困、不幸、孤独などを総称して「坎(かん)」と言います。
誤解しないでほしいのは、坎に多くの意味が含まれているのではなく、全てが共鳴するということなのです。つまり、体が冷えると悩み、病気、貧困、孤独、不幸を招き、反対に病気、貧困、孤独、不幸の境遇にある人は体が冷えているのです。
悩み(冷え)をなくすには幸せな(体温の高い)人の体になること、つまり体を温めれば悩み(冷え)は解決の方向へと向かうのです。
体が冷えている人は温かい食べ物や温かい季節を好むと思われますが、それは単に寒がりの人にみられることです。運気が下降して体が冷えている人は陰気が非常に強くなっているため陽の季節が来るとつらくなるのです。春になると憂鬱になったり、目まいが起こったりします。一日でも朝~日中がつらく、陰の気が増える夕方以降は落ち着いてきます。
人付き合いも自分と同じ陰の気を持つ人ばかり好んでしまうのです。
陰は陽に引かれ、陽は陰に引かれるのが陰陽論の基本原則ですが、機能低下すると陽同士、陰同士というように同類を好みます。これを陰陽分離と言い、陰陽の裏理論になっているのです。

さて、暖かい陽の季節を迎えましたがお元気でしょうか? 春なのにどうもやる気が出ない、体調が悪いという人は陰気が増えている証拠です。体を温める食べ物、運動、明るい場所、陽気な人と付き合って運気を上げて下さい。鍼灸治療なんかもいい方法ですよ!(これが言いたかった…)

第122回香肌文庫 2016.4.1

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